米国外交機密文書が告発サイト・ウィキリークスで公開された。
何がすごいって、超大国・アメリカの本音が分かってしまうってこと。
表向きは同盟組んでる仲間ってことになってるが、裏では、敵か味方か、常に相手をふるいにかけてるのがアメリカ。
もちろん、それだけじゃない。
例えばヒラリーが、「プーチンとベルルスコーニは仲がいいみたいだけど、ビジネスのつながりもあるんじゃないの?そういう噂あったら教えてよ。」と駐在大使にお願いしてみたり。
小さな国に対するコメントは容赦ない。在ケニア大使からの電報では、ほぼ毎回ケニアの大統領と首相に対する軽蔑が表されている。
以上、“A Superpower's View of the World” 11/28 Der Spiegel ーー『超大国の世界の見方』シュピーゲル紙の一部(超主観的要約)
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外交電報にも分類があって、今回の場合、
Unclassified
Unclassified/ for official use only
Confidential
Secret
Confidential/ Noforn
Secret/ Noforn
これら6つに分類され、下に行くほど機密度が高くなる(ConfidentialよりSecretの方が軽いんだと思ってたな〜)。
NofornというのはNot Releasable to Foreign Nationals/Governments/Non-US Citizensの略。同盟国のトップにも見せられない機密度なわけです。
在日アメリカ大使館からの電報は5,697本。かなり多い。
そのうち1660本がConfidential、227本がSecretに分けられているそうな。
一体、過去の政府、現政府はどういう評価をもらっているのやら…。
沖縄のことが、どう伝えられているのか…。
中身が気になる〜!
今回のリークは、ニューヨーク・タイムズ紙, ロンドンの ガーディアン紙, パリのル・モンド紙, マドリードのエル・パイス紙、ドイツのデア・シュピーゲル紙(週刊)などが、事前にリーク情報を受け取り、数ヶ月かけて分析してきたそうです。
『世界がひっくりかえる(will see a new world)』というtwitter上での予告があり、
米政府の警告通知などもありながら、その予告どおり書類は公開された。
1966年〜現在までの電報が公開されたとは言え、ほとんどがここ10年間にやり取りされたもの。
リーク内容は膨大で、週刊のSpiegel紙で66年間分になるんだとか…。
(ちなみに内訳は
→世界各国の米大使館に保存されていた243,270点の電報/8,017点のワシントンからの指示文書)
今週、各紙がリーク内容をピックアップしていくらしいので、刮目したいところ。
日本のメディア、果たしてどこまでこのことを書けるのかしらむ。
米の大手メディアに調子を合わせて、リークについて「危険」だとか「違法」だとかって非難して、中身には触れずに終わるんだろうか。。
はたまた、あまり痛くなさそうな内容を選んで報道するのだろうか…。
それとも「こんなの大した内容じゃない、みんな知ってるようなことさ。」と、うそぶくのか…。
Cable Viewer (リーク内容を直接閲覧できます):
http://cablegate.wikileaks.org/
WikiLeaks on twitter:
http://twitter.com/wikileaks
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