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2011年2月3日

日本に関するリーク 〜その8〜 #wl_jp

一昨日、東京発の公電が2つありました!
1つは核拡散や他国との関係についてです。重要そうなのですが、かなり長めで「ううっ」っとなっていたところ、ウィキリークス・ウォッチ・ジャパンで抄訳がすでに掲載されていました(いつも早い!)。

もう1つはすごく短いのですが、Australia Groupのある活動に参加することに日本はOKだという内容。

#09TOKYO1598

(S)在東京大使館は2009年2月9日、永井克郎外務省総合外交政策局国際テロ対策協力室長とタニグチ・サトシ軍縮不拡散・科学部生物・化学兵器禁止条約室企画官に、件の別公電を渡した。彼らはオーストラリア・グループ情報交換総会のことは承知しており、日本は参加するものと考えていると言った。

Australia Groupて何ですかと、思ったら、かなり沢山の関連公電を目にしました(中身は未読)。Wikipediaによると、数ヶ国で形成される非公式な団体で、1985年に設立されたそうです。 目的は化学・生物兵器が拡散しないよう、コントロールが必要な輸出業者を洗い出すこと。毎年パリで会議が開かれており、この公電が書かれた2009年は9月に会議があったそうです。題目は「エンド・ユーズ[注:最終的な買い手のことと思われる]の管理実施に関する最良手順のガイドライン(Best Practice Guidelines for Implementing End-Use Controls)」 ←これはベルリン発の公電(#09BERLIN992)にありました。

そして、2008年の会議の模様を詳述してある公電(#08PARIS750)が、テレグラフ紙に掲載されていました。
AUSTRALIA GROUP: PLENARY MEETING, PARIS, APRIL 14-18, 2008

長すぎて、きちんと読めてないのですが、オリゴヌオコレチドの扱いについてだとか合成生物学(synthetic biology)の技術をどう管理するかとかが議論されているようです。私には何のことやらさっぱり…化学の勉強をしておけば良かった。

ロシアの輸出における不透明さが非難されていたり、総会前後で二国間取引が行われていたり、といったことも述べられていました。

以下、日本に言及がある部分の抄訳。

日本は、ガイドライン['Guidelines For Screening Suspicious Orders' ]はスクリーニングの実施に際し各国の裁量権を最大限まで認めるようにするべきだと提案した。

米国、クロアチア、EU議会、ドイツ、日本、オーストラリアは非参加国に対するアウトリーチ活動[注:組織外へ影響力を高める活動と思われる]について報告した。

日本は、経済産業省によって管理されている内部コンプライアンス・プログラムを概説したプレゼンテーションを行った。産業界へのアウトリーチは、産業界において輸出管理の重要性に対する意識を高め、輸出法や輸出規制を周知させた。これによって、輸出管理法に該当する商品の80%が、経済産業省に登録されていて、積極的に内部コンプライアンス・プログラムを使用している企業によって輸出された、と日本は報告した。また日本は、無形技術移転の機密技術のコントロールにおける進捗状況を説明した。経済産業省は、研究機関、大学、民間企業へのアウトリーチ・プログラムを実施するための計画を立てた。経済産業省は、これらの組織において技術の管理や機密度に対する意識が欠如しているという事実に直面しており、輸出法及び規制を説明し、学術機関や民間企業が日本の国家保障に責任を負っているということを強調するために、同省は教育や訓練を行っている。

外務省のHPにも説明があったので秘密組織とかではないですよ→オーストラリア・グループ(AG:Australia Group)の概要

でも何で「非公式(informal)」組織が実質的な輸出のコントロールができるのか。その法的な正統性はどうなのか、気になります。(もっとも、この公電によれば、日本は同組織の決定が法的拘束力を持たないように、と主張しているようだけど。)

あと、Aftenpostenからの公電で言及があったウラン精鉱を輸出しているとかいう疑惑の会社を外務省などがチェックする、というのは、どうなったんだろう。おそらく、その会社を監視するのも、この オーストラリア・グループの活動の一環ということなのかもしれません。

2011年1月4日

日本に関するリーク 〜その6〜 #10CANBERRA93 #cablegate #wikileaks #wl_jp

Gått nytt år!
あけましておめでとうございます。

年が明けて日本関連の公電がアップされました。

捕鯨関連の公電5件です。
3件は東京発、1件はワシントン発、そしてほとんどの大手メディアが見落としたと思われるキャンベラ発の1件。
キャンベラからの公電は、以前にもご紹介したTokyo Digital Journalismで指摘がありました↓

The fifth leak on whaling

東京発の公電の大まかな内容については大手メディアも報道しており(例えばWSJはまとまってたし、シーシェパードからコメントも取っている良記事)、またウィキリークス・ウォッチ・ジャパンでも公電冒頭の要約部分が邦訳されているので、そちらを参照してください。

こちらでは、キャンベラ発の10CANBERRA93の冒頭要約部分と日本に言及のあるパラグラフ2と3の一部を訳しました。

***
作成日:2010-02-05
機密度:CONFIDENTIAL//NOFORN

1.(C/NF)要約:ピーター·ギャレット環境·遺産·芸術大臣は、2月4日、コーラルトライアングル・イニシアティブ(CTI)と南極地方の保全·軍事兵站、そしてBleich大使との現在の捕鯨関連交渉において、アメリカとの協力関係強化を話題にした。ギャレットは、オーストラリアが捕鯨に関する現在[提示されている]の協定を受け入れることはできないだろう、と考えている。また、アメリカとオーストラリアは、CTI最重要援助国として、CTIの下で良い結果を出す努力をもっとしなければならない、ともギャレットは感じている。ギャレットは、オーストラリアから南極への飛行便の開始を強調し、S氏か議会議員を入れての[南極]訪問に関心を示した。彼はまた、国際生物多様性年におけるアメリカから出てきているイニシアティブに関するさらなる議論にも関心を示した。

2.(C/NF)ギャレットはBleich大使に、捕鯨に関する米豪間の「ありのままの[robust]」やり取りに感謝しており、彼も率直に話せる気分になる、と語った。ギャレットの考えでは、国際捕鯨委員会(IWC)と関連団体で交渉されている現在の協定は、最終的にはオーストラリア政府に受け入れられることはないだろう言った。いくつかの領域で協定は足りないところがあるからだ。ギャレットは交渉過程はほぼ停止しており、「本当の」提案は何も上がっていない、と言った。オーストラリア議会で話し合われている法案(今年の捕鯨シーズンに向けて日本が計画している「スパイ飛行」の役割を吟味するよう、2月4日緑の党[Green Party]が提案した)は、オーストラリアでの反捕鯨感情を強め、政府が現在の提案を受け入れるのは難しくなるだろう、とギャレットは言った。彼はまたこうも言った、2月22日のIWCの小作業部会ブリーフィング[説明会]はNGOや国際社会に対し議論の状況への注意を換気することになるだろうが、これは交渉上、オーストラリアの政策にとって重要だろう、と。

3.(C/NF)[前略]…[外務貿易省(DFAT)大臣の]Wattはさらに言った。現在の評価として、日本の岡田外務大臣の訪問日程は2月22日のNGOへの説明会に近過ぎるので、日本政府と込み入った話をする機会は得られないだろう、と。
***

「スパイ飛行」とは、日本がオーストラリアの飛行機をチャーターして反捕鯨団体を監視することです。
この事実が発覚して、スパイ飛行を禁止する新たな法律の提案が出されたそう。

WSJでも取り上げています(英語)。
WikiLeaks Japan: Japanese ‘Spy Flights’ Pressure Whaling Deals 

[追記]
その記事の日本語訳も出ました!
日本の反捕鯨船偵察飛行で対日感情悪化-ウィキリークス

2010年12月28日

明石康がLTTE問題で頑張ったらしい:日本に関するリーク 〜その5〜 #cablegate #wl_jp


タミル・イーラム解放のトラLTTE)関連の公電がノルウェー紙のアフトンポステンから出ていました。

日本のタグはついていないもののLTTEと交渉する明石康氏の活躍が書かれています(この人が1999年、都知事になってたらどうだったんだろうな…。自公が推したのがまずかったのか)。
内容としては「不都合な真実」というより、大使とか特使とかいう人たちって結構真面目にまともなことやってるんだ、と思わせるある意味「好都合な真実」。
また、newsworthyと言うより、歴史的資料。いわゆるオタク向けかもしれません。

ただし、なぜスリランカに駐在するノルウェー大使や大塚日本大使がアメリカ大使に一部始終を報告しているのかは疑問。他の国の大使全員にこういった報告をしているとは思えないから。

以下、公開された3公電の冒頭要約部分のみ邦訳しました。

#03COLOMBO755
2003.05.06

***
件名:ノルウェー人、日本人がタイガー[訳注:タミル・イーラム解放のトラのこと。以後タイガーと表記]に、話し合いに戻り、支援国会議に出席するよう勧告

1.C)要約:ノルウェーと日本の代表者はタイガーが和平交渉に戻り、6月の支援国会議に出席するよう説得を執拗に試みた。今のところ、タイガーは協力的ではない。彼らの考えを変える次なる機会は、日本政府からの明石特命大使が5月7日、タイガーのリーダーであるプラバカランに会うときである。その他の和平関連のニュースは、首相が5月6日の議会演説でタイガーに対し懐柔的だったということだ。現時点では、タイガーが強硬路線から譲歩するかどうかは半々といったところである。要約終わり。

***

#03COLOMBO773
2003.05.08 

***
件名:タイガー日本特使に会う、和平交渉に戻ることに関してはどっちつかず

1.C)要約:日本の明石特使は5月7日タイガーのリーダー、プラバカランに会い、LTTEが和平交渉に戻るよう勧告した。明石は、タイガーが東京で開かれる支援国会議に出席するかどうか最終結論を出すのに1週間の猶予を与えた。プラバカランは、スリランカ政府が彼らの長年の要求 ーー 援助と安全保障ーーを飲むなら、タイガーも協力的になると示唆しながらも、彼の応答はどっちつかずのものであった。要約終わり。

***

(話は横道にそれるが、この公電ではLTTE側のGeorgeという通訳についての言及があり、彼のスキルには問題ありということや、大塚駐スリランカ大使が空手の茶帯を持っているということでプラバカランと話が盛り上がったということまで書かれている。どうでもいいっちゃいいけど、ちょっと面白い。)
結局、LTTEは東京には来なかった。

その3年後。
停戦合意が破られたり、すったもんだあって、EULTTEをテロ組織と指定する寸前の時期。

#06COLOMBO872
2006.05.25

***
1.C)要約:スリランカ政府代表は、軍隊の少なくともある一分子は非正規の武装勢力と協力関係にあることを認めた。政府はこれを取り締まろうとしており、政治的解決のための提案も進めている。EUは5月29日か30日にLTTEをテロ組織と指定する模様だが、この問題をどう処理するかで内部でも意見が分かれており、このことは東京での議論に影響を与えるかもしれない。ノルウェーのハンセン=バウアー特使はスリランカ政府に想定を吟味するよう強く求めており、また関係各位が交渉につくための新たな方法を模索してもいる。要約終わり。

***

会合の模様(Tamil Netより

ちなみに去年5月にプラバカランは殺され、LTTEは政府に制圧されました。
LTTEはノルウェーで活動している人も多く、ノルウェーでの関心は高め。
Aftenpostenでは、LTTE関連の公電をここに挙げた以外にもかなりアップしています。

[追記]
公電の文書番号を追加しました。
Aftenposten紙が公開した公電のまとめサイトを参考にしました。
nofrillsさんに教えていただきました。

2010年12月27日

暴動の裏に国家の民衆操作あり 〜アフテンポステンより #cablegate


1217日、ノルウェー紙のアフテンポステン(Aftenposten)がウィキリークスから25万の米国外交公電全てを入手したと発表した。
どんな公電があるのか、ちらっと見たが、やはり北欧関連の公電が多い。その中には、日本でも割と報道されたムハンマド諷刺画事件に関する公電もあった(ちなみにスウェーデンでも似たようなことがあり、Lars Vilkという諷刺画家は家を燃やされたり、講義中に襲われたり、未だに命を狙われまくっている)。諷刺画は各国のイスラム教徒らを怒らせたのだが、シリアでは政府が影で暴動を起こすよう操作していたという内容の公電。

まず、暴動が起きた翌日の公電。


***
2006.2.5 反欧暴徒がダマスカスで発生、4大使館が荒らされる

(C)要約:2月4日午後、欧州で発出た預言者ムハンマドの諷刺画に怒った暴徒が、ノルウェー大使館と、デンマーク大使館、チリ大使館、スウェーデン大使館の3つが入っている建物を荒らし回ったり、火をつけたりした。暴徒は第一の大使館(ノルウェー)を破壊し、他3つの大使館(丁・智・端)を著しく損壊した。数百人のシリア機動隊がアメリカ大使館の警護にあたり、怪我人も出ず、物の損壊もなかった。デンマークは、ノルウェー同様、大使を帰国させ、同国民にシリアから即刻出国するよう促した。誤算が出たり、統制不能に陥ったり、恥をかくことになるにもかかわらず、シリア体制側はこの暴動のおかげで正統性を高めることになり、いくつかの方法で利益を得たようだ。要約終わり。

***

そして、その3日後。


***
2006.02.08 暴動の数日前から状況激化にシリア・アラブ共和国政府が関与していたと、シャイフ認める

(C)要約:影響力のあるスンニ派のシャイフが2月6日の事件に関するの詳細を伝えてきた。それによれば、ダマスカスの暴動が起きる2日前から、状況悪化にシリア政府が関与していたと言えるだろう。政府の関与とは、首相官邸と大ムフティの間の情報のやりとりも含まれる。シャイフはまた、シリア政府当局が、事件の罪をなすりつける2、3のスケープゴートを特定しようとしているとも言った。これとは別に、デンマーク大使に確認したところ、Awqaaf省(宗教省)大臣が暴動の前日、モスクでの金曜礼拝で、状況を煽ったということが分かった。要約終わり。

***

具体的な内容としては、

・金曜礼拝に来ていた教徒に対し、どんな表現でもいいから諷刺画への怒りを煽れと説教者に命じた。
・広場で旗を立てたり、垂れ幕をかけるのには通例許可がいるのだが、どうやら許可をとった上で「暴徒」は旗を立てたんだとか。
・政府やムフティと通じている富豪実業家が、携帯のショート・メールを使ってデモに来るよう呼びかけを行った。
・デモが十分荒れ、欧米に「怒りのメッセージ」が伝わったところで、今度は実力行使で暴徒鎮圧にかかった。
・今は煽動者のスケープゴートを誰にしようか思案中。

と、いうようなことが書かれている。

個人的にはスウェーデンは何もしなかったんかい!とちょっと思ったり。

ある政治的意図&権力が暴動(その反対とされる「民主」革命も含め)を操作するということがままあるということの一例になったのでは。
こういった政府の民衆操作はあまりにも多いので、「またか…」と、こちらも麻痺してくる。
でも、やっぱりひとつひとつこの事件はこのような操作があったということを確認した上で、批判の土台を作るのはやっぱ大事。自戒を込めて、慣れたらあかん。

2010年12月17日

スウェ─デン議会選挙がウィキリークスに与えた影響 #cablegate #09STOCKHOLM141


[追記]
とんでもない誤訳をしてました。公電の題名、AARGH! SWEDISH PIRATES SET SAIL FOR BRUSSELSのAARGHは海賊(党)の雄叫びで、これを書いた人間の悔恨の叫び(もぉぉぉぉ!)ではないです。訂正しました。 

[追記2]
 公電の特定タグは09STOCKHOLM141と判明。
また、海賊党の公式ホームページに、公電に関する英語の記事が載りました。

 
***

海賊党がアメリカにとって脅威だったのは間違いありません。
彼らは、まったく自由なインフラ作りを呼びかけたわけですから。

今回リークされた外交公電によって、アメリカの海賊党を潰したいという意図が白日の下さらされました。

海賊党に関する公電を紹介します、と言った翌日、偶然にもガーディアン紙で海賊党関連の公電が取り上げられました。
どんな内容の公電に関心があるかというのを読者に募集したところ、海賊党関連のものも多かったようです。(問い合わせたのはネット・ユーザーが多いから、ということかもしれませんが)
WikiLeaks cables: You ask, we search

ガーディアンで取り上げた公電は
「がおぉぉぉ!スウェーデンの海賊がブリュッセルに出航した(AARGH! SWEDISH PIRATES SET SAIL FOR BRUSSELS)」というタイトルのもの。

パイレート・ベイを閉鎖に追い込んだ政府決定が気にくわない若者が支持したという分析があり、

著作権や特許権関連の法律を変革し、盗聴法案に反対である海賊党は、選挙の勝ち組だと書かれています。(公電ではwiretapping lawと率直な表現が使われているのが面白いです。)

すでに記事の翻訳が!
→ 海賊党の成功、スウェーデン政府に対する若者の不信 (ウィキリークス・ウォッチ・ジャパン)



さて、実はもうひとつ海賊党関連の公電があるのですが、チェックしたら、実はこれ、まだウィキリークス本家に上がってないのです。
SVT(スウェーデン・テレビ)のニュース映像でのみ、テキストが見れたのですが14日に期限切れとなってしまいました。
この放送されたテキストをあるブロガーが転載し、それをTassaが訳したというわけです。

そのブログはこちら→ Krafsklotter

ウィキリークスにまだアップされていない公電ですが、

・SVTが放送したということ
・ガーディアンの関連記事
・公電が打たれた時期の政治状況

を考慮すれば、これは本物だと思います。
(SVTがウィキリークスに申し込んで、公電25万を取得し、独自取材で発見したということだと思います。)

ただ、本家にないものなので、アップされるまでは転載するかは個人の判断にお任せします!

また、件のブロガーは何かのソフトウェアを使って、テキストをコピーしたと見え、欠けや変な表記が混じっています。また、公電は完全なものではありません。

SVTがカラーにした部分を本翻訳文でもカラーにしています。

***
要約。

スウェーデンが2009年の監視国(Watch List)という立場でなく、スペシャル301条を率先して進めていく立場を取り続けることを、ストックホルム大使館は推奨している。我々は、国際知的財産連盟(IIPA)と米国製薬工業協会(PhRMA)が異なる勧告を出していることを認識している。スウェーデン政府は、昨年我々と話し合ったスペシャル301条イニシアティブ行動計画の6項目のうち5項目を達成した。また、スウェーデンおけるインターネット上の海賊行為を是正強化するためにスウェーデン政府がやり遂げなければならない微妙な国内政治問題がある。大使館[訳注:原文ではpost]からの勧告は以上の2点に基づいている。スウェーデン政府は、善意を持って、非常に否定的なメディアの風潮と若者の間で盛り上がっている運動に取り組むこと。例えば、我々が特に注意したいリスクがある。それは、ファイル共有問題に関するメディアの否定的な見方が、2009年6月の欧州議会選挙で海賊党に有利に働くというリスクだ。

2.(SBU) この公電は、スペシャル301条2008年レビュー(B参照)の結果、我々がスウェーデン政府に提示したスペシャル301条イニシアティブ行動計画の達成率を再検討したものである。大使館【post】はスウェーデン政府内と非常に建設的に関係を築き、ス政府高官の重要人物とも通じており、良好な関係を持っている。昨年のレビュー後にあった行動により、法的枠組みを強化され、海賊行為に立ち向かうより良い法的手段もが整った。パイレート・ベイ公判はストックホルム地裁で現在審理中である。公判最終日は3月4日で、判決は3月25日あたりに出ると言えるだろう。

3.(SBU)[ストックホルム大使館]は、現時点でウォッチ・リストはスウェーデンに対し逆効果だと思っている。ウォッチ・リストに入ることに対する、政治的及びメディアの否定的な反応は考慮に入れなければならない。この件に関する主要責任者である法務大臣は、しかと覚悟しており、何が喫緊の問題かということも分かっている。ネット上の海賊行為を抑える適切な次の段階については、現在、企業・エネルギー・通信省と争議している。今や、知的財産権強化法[IPRED法のこと]の実施はついに4月1日施行されようとしており、 パイレート・ベイ訴訟の最初の地裁判決もすぐであるから、法務大臣の注意は他の重要問題に向けられている。とりわけISPの責任問題や追跡能力を上げるさらなる手段についてである。(法務大臣に牽引されている)ス政府は、この問題を推進するために繊細でバランスのとれた行動をとらなければならない。時期は、スウェーデンがEU議長国になる直前、オバマ政権の初期、欧州議会選挙の選挙活動が始まる頃だ。

要約終わり。


背景 ----------
4.(U) 国際知的財産連盟(IIPA)は、スペシャル301条年次報告をアメリカ合衆国通商代表部(USTR)に送った。報告では、ネット上で広がる海賊行為や、スウェーデンで問題になっている犯罪的著作権侵害を是正する効果的な法執行が難しいということが認められている。またIIPAは、スウェーデンが2009年、スペシャル301条にの監視国となるよう要請した。産業界からの要求があったにもかかわらず、スウェーデンは2008年には監視国と指定されなかった。むしろ、比較的最近になって徐々にスペシャル301条イニシアティブとして名前が上がるようになっていた。イニシアティブの一部として、大使館【post】はスペシャル301条行動計画をス政府に伝え、そこには米国政府が2008年中に達成を望む6項目も載っていた。



行動計画の進捗状況報告
5(U) 2008年スペシャル301条イニシアティブ行動計画には6つの特定領域における勧告が入っていた。ス政府は、程度は異なるが、このうち5つの領域で役割を果たした。6領域における進捗状況について次の6-11のパラグラフにある。
6(SBU)産業協議会/ISP[インターネット・サービス・プロバイダー]の責任:2008年の秋/冬に、ス政府は産業協議会を開いた。一連の協議会は、プロバイダーと著作権団体による自主的な産業協定について議論するという明確な目的があった。産業界関係者が伝えたところによると、プロバイダーは自主的に何か行動することは気が進まないようだ(プロバイダー側は[気が進まないのではなく]できないと言っている)。2008年秋の協議会第1ラウンドは何の成果もなく終わった。法務大臣は現在ス政府内で、第2ラウンドで承認が得られるよう動いている ーー つまり、自主的な協定ができない場合は立法化すると脅しをかけている。産業・エネルギー・コミュニケーション省大臣が率いる中央党にはある程度の抵抗があり、交渉はス政府高官レベルで行われている。

7(U)差止請求権:まったく成果がなかった1項目は STOCKHOLM 00000141 002 OF 003 行動計画第 2項、差止請求権である。スウェーデンの現行法の中に適当な手段があると、ス政府は主張しており、新法導入をするつもりはない。(それとは反対に、レンフォース[Cecilia Renfors*]委員会の勧告、つまりファイル共有問題について調査を委任された政府研究によって、産業界の主張は裏付けられたことに留意。ス政府はレンフォース勧告は実行されないということを明言している。留意点、以上。)

*Cecilia Renfors...スヴェア上訴審裁判所(高裁にあたる?)の裁判長。2007年に『ネット上の音楽と映画 ー 脅威、それとも可能性?』というレポートを発表している。

8(U)知的財産権強化[IPRED]法の実施:225日に法案は議会で承認され、新法は2009年4月1日から発効となる。微妙な政治的要因により、連合政府にとって法案をまとめる最終作業は非常にデリケートなものとなった。多くの議論や交渉が公で行われ、個々の議員には相当なプレッシャーがあった。ゆえに、法案可決はス政府の勝利であり、その勝利は表面上よりもずっと大きいものだ。もともとの法案と比較した場合、主な変更は、本法律は溯及効がないということ。つまり、IP番号から特定される個人が誰か、ということを提出するよう裁判所が指示を出せるのは、法律施行後の著作権侵害に限るということである。もうひとつの変更は、裁判所は比較評価基準[proportionality assessment]を作成するということ。つまり個人情報にアクセスするための著作権保有者のニーズと、IP番号をから特定される人物のプライバシー保護とを、はかりにかけるということ。法律が定めるところでは、一定規模の侵害でなければ、裁判所が[個人]情報を提出するような決定は出せない。 普通、そのような場合は、あるひとつの映画なり楽曲が繰り返しアップ・ロードされるような侵害が起こった時である。そういったことはたいてい、著作権保有者に深刻な損害をもたらすからである。著作権で保護されているものを相当な規模でダウン・ロードした場合も同じ決定がなされるだろう。侵害の規模がわずかで、部分的なダウンロードであるとすれば、裁判所の評価プライバシー保護が優先されるべきであり、個人情報は提出されるべきではない、というのが法律で定めてある。ス政府は、法律がどのように使われているかを監督、評価し、重大な著作権侵害が起こった場合、実際に使われることを保証するといった規定を法案は含んでいる。こうした監督行為は法律が施行されと同時にただちに開始される。

9.(U) 警察や検察にIP番号から個人を特定する権限を与えるのは、低級な(つまり懲役刑でなく罰金が求められるような)著作権犯罪に絡んでいるときである。法務大臣は法整備の変更を目標にしてきた。そうやって警察と検察がIP番号から個人を特定するための情報にアクセスできるようにするために。こういった種類の犯罪(懲役でなく罰金刑が課される)に対するスウェーデン語のよくある表現は、「低級な犯罪[crime of lower dignity]」である。現在、法を施行する役人たちがこうした情報を得ることができるのは、侵害が懲役刑に当たるようなときだけである。ス政府は法整備の変更に賛成し、このような変更を実現するのに必要な段階を提案するための研究の一部をなしている。提案された変更は最近ほかの研究と区分けされ、早くも2009年1月下旬にアスク法務大臣に報告された。法整備の経過は遅く、がっかりさせられもするが、ス政府はすでに法律強化に必要な変更については賛成している。


10.(SBU)警察と検察: 現在、
知的所有権と著作権問題に専門的に従事しているフルタイムの検察官が2人いる。警察はというと、訓練は受けてきたが、知的所有権と著作権問題のみに注意を向けることは許されていないと我々は理解している。彼らは、処理すべき優先事項がある地域で通常業務に戻っている。2人の検察はこのことが問題であると警告している ーー 捜査員の応援なしで、残務処理に追われている ーーということも我々は理解してきた。検察官らは知的所有権にとりわけ従事してきた捜査員の応援を頼んでいるが、今日、そのような捜査員はいない。スウェーデン警察庁長官がこの捜査員不足に対しどう対処しようとしているかを、法務大臣は長官に繰り返し尋ねてきた。ス政府はその必要性を分かってはいるものの、来年の予算案は、厳しい経済情勢のため、法案可決のための分はそれほど増えないであろう。この分野における追加予算が重要な影響をもたらすだろうということを強調するために、大使館[post]はス政府と産業界と一致協力できる。

11.(SBU) 公教育:2008年秋、ス政府は特に若者に向けた新しい情報教材を発行した。教材はスウェーデンの学校に広範に配布されるだろう。アスク法務大臣の職員は目下、閣僚が公の議論に入っていくことについての是非を検討している。知的財産権強化法とパイレート・ベイ訴訟に対しネガティブな(STOCKHOLM 00000141 003 OF 003 )注目が集まったことを考えれば、この決定はまったく目立っていない。ス政府は数年前-- leadingQticians [ママ(おそらく指導的立場の政治家)]が議論をしなかった時 --すでに絶好の機会を逃してしまったのではないかという危惧を抱いている。 現時点でデリケートな問題にどう取り組むか。

パイレート・ベイ ----------
12.(U)2006年5月31日にパイレート・ベイを強制捜索した後、ネット海賊行為の問題が激しくスウェーデンで議論された。報道では、当時、また現在も、権利保有者と米国政府による影響力に関して好ましくないとしている。パイレート・ベイ強制捜索は、ス政府が米国政府の圧力に屈したというように語られた。逆効果でないにしても、この微妙な状況によって、大使館が知的財産権問題における公的役割を果たすことは難しくなった。裏では、大使館はすべての利害関係者とうまくやっている。捜査の18ヶ月後、検察は、パイレート・ベイのビット・トレントのウェブページを管理したために、著作権侵害を助長したという理由で4人に対する起訴状を提出した。訴訟は現在トックホルム地裁で審理中であり、公判は3月4日に完了する予定だ。判決は3月25日頃と予想される。つまり、スペシャル301条のレビュー終了前だ。しかし、どのような結果になろうとも高裁に控訴という形をとるだろうと確信している。これは、最終的な評決が数年間は分からないままだということを意味する。

米国製薬工業協会(PhRMA)問題 --------------------------
13.(U)
米国製薬工業協会(PhRMA)も、スウェーデンをスペシャル301条の監視国に指定することを要請している。要請はス政府の製薬市場における規制緩和への決定と、再構築に投資するという目的でスウェーデン市場での特許医薬品の値下げ計画が伝えられたことに、要請は基づいている。値下げは、10%になると考えられている。

14(U)社会福祉省によると、ス政府は特許医薬品の値下げは計画していないが、[自由]価格システムに基づいた価格モデルを維持するつもりのようだ。中央政府機関である歯科・医薬品(TLV)医薬品値上げの原則を提案し、どのように製薬市場の収益性が算出され追跡調査されるかを提案するよう命じられた。TLVは今年41日、ス政府に提案の発表を行う。
15(U)3月2日の現時点で、ス政府が実際に10%の全般的な値下げすることが確認できるような決定や文書は何もない。ゆえに大使館としては、スウェーデン製薬業界の規制緩和を考慮して、同国がスペシャル301条のウォッチ・リスト(監視国)に載ることを勧告しない。しかしながら、4月1日のTLV報告書の結果として、特許医薬品の全般的な10%値下げが決定された場合、大使館はス政府に対し、再びこの問題についての高位高官レベルでの提唱を行うだろう。

***

この公電、何も知らないTassaにとって、翻訳するのは非常に難しかったのですが、かなり興味深いです。

補足すると、スペシャル301条はアメリカ合衆国の知的財産権に対する対外制裁に関する条項です。

知的財産権保護について問題のある国を、問題のある順に
「優先国」 (priority foreign country)
「優先監視国」 (priority watch list)
「監視国」 (watch list)
の3段階に指定。

海賊党などの台頭により、スウェーデンは監視国指定されそうになっていたというわけです。

この公電はガーディアンが公表した公電(09STOCKHOLM355)より前に打たれたと思われます。
「ああー、海賊党なんて変なの出てきちゃったよー。厄介だなあ。」と思ってたのが、この公電。
09STOCKHOLM355公電は、「うわ!欧州議会に海賊入ってきやがった!」と事態の「悪化」を嘆いています。

2010年のスウェーデン議会選挙前に、海賊党はウィキリークスと協定を結んでいます。
その意義について、「P2Pとかその辺のお話」さんの
スウェーデン海賊党、Wikileaksと手を結ぶ から引用↓

「Wikileaksにとって、スウェーデン海賊党からの支援は、重要な意味を持つ。もし、海賊党が来月の総選挙にて議席を獲得した場合、同党はスウェーデン政府内部からサイトを運営することになるのだが、法的手続きにより同サイトを停止しようとしても、議員特権を行使してはねつけることができるようになるのだ。」

しかし、今年9月の選挙活動期間中、普通の人は海賊党の「か」の字も聞かなかった。。
結果、海賊党は議席獲得最低得票率4%に及ばず、議会入りを果たすことはできませんでした。

もし、議会入りが実現していれば、ウィキリークスがサーバーをあっちゃこっちゃ移す必要もなく、公電公開はもっとスムーズに行われていたでしょう。

まさかスウェ─デンの国政選挙がウィキリークスの運命を左右することになるとは、さすがにTassaも思い至りませんでした。次の選挙は4年後です。遠いなあ…。

※ちなみに知的財産権強化法(IPRED法)ついてのエントリーも同ブログで読めます!(すごい…)

2010年12月4日

ロンドンより南北朝鮮視察について #05LONDON4981 #cablegate

なかなか日本のリークはあがってきません…。
東京発の公電はいまだゼロ。
偏向報道(spin)などによるネガティブキャンペーンに加えて、露骨な圧力のかけ方もしてきましたね。
たとえば→No job if you link to WikiLeaks, warns Columbia

以下の公電は、一応「日本(JA)」のタグがついているのですが、
おもに韓国も北朝鮮もアメリカに不満がある、みたいな話です。

2005年と言えば、北朝鮮が核拡散防止条約 (NPT) からの脱退、さらに核兵器保有宣言を行った年です。

 

参照用ID: 05LONDON4981
作成: 2005-06-15 10:10
公開: 2010-11-29 21:09
分類: CONFIDENTIAL//NOFORN
発信元: ロンドン大使館

要約
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¶1. C610日、ミトロプロス(Efthimios Mitropoulos)国際海事機関(IMO)事務局長は先週の朝鮮半島視察について、エストフ(ESTOff)に報告した。彼の到着前にも、北朝鮮は次のようなことを言ってきた。IMOが南北海事協力の強化に尽力してくれたことは高く評価されている、だが「正しい時期ではなかった。」と。それよりも、北で言われたことのほとんどが、六ヶ国協議に対する現在の見通しや、北朝鮮の米国との関係についてであった。ミトロプロスは、駐ロンドン北朝鮮大使と今日会ってきたと言い、その会合の機密メモをエストフに渡した(6を参照)。要約終わり。

ソウルにて - 北へのメッセージ
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¶2. C610日、ミトロプロス(Efthimios Mitropoulos)国際海事機関(IMO)事務局長は先週の朝鮮半島視察について、エストフ(ESTOff)に報告した。ミトロプロスは韓国での滞在について話す時間はほとんどなく、次のことだけしか言わなかった ー 大統領と外務大臣との会談では、海事強力の強化を北にさらに呼びかけるように頼まれ、また日本に寄港している北朝鮮船の対偶に関して韓国が懸念しているということを伝えるようにも頼まれた。また海洋水産部副大臣は、北朝鮮に友好のメッセージを伝えてくれるようミトロプロスに頼み、二国間海事合意書に共同漁業活動、または計画の文面を盛り込むことを示唆した。しかし、ミトロプロスがロンドンを発つ前に、すでにロンドンの北朝鮮大使はIMOの提案を平壌に伝えてあったことをミトロプロスは言った。北朝鮮は、IMOの申し出は歓迎するが、太陽政策の文脈上、IMOの提案する協同事業領域を実現するための「正しい時期ではなかった」と回答した。(公電にて、ミトロプロスはIMOが以下の領域で援助を行うことを提案した:1)捜索及び救助活動の協力、 2)主要な汚染事故に対する共同責任及び対応 3) 海上隊員の訓練を含む技術的な協力、4)2ヶ国間の海上交通における協力)

¶3. (C) 韓国外相も、北との協力強化に対するIMOの尽力の感謝の意を述べた。外相はミトロプロスに対し、「六ヶ国協議に戻ってくれ、というのが南からのメッセージだ」ということを北に伝えてほしいと頼んだ。外相いわく、北が参加すれば、すぐに核計画は廃止され、国際エネルギー機関(IEA)に承認されるだろう。また食糧、エネルギー、安全は保障され、我々は海事合意書を実効化できる、とのこと。さらに外務副大臣は、これらの条件が合わされば「これらの計画を実施するための基金設立も可能となる」、と述べた。外務副大臣は、南は米国からの圧力を感じている、とも言った。米国は、北が協議に戻るまでは、韓国に何もやらせないようにしている、と副大臣。韓国大統領は、ワシントンでのブッシュ大統領との会談の際、自分は難しい立ち位置にあるということが分かるだろう、と副大臣は言った。なので、ワシントン訪問で、韓国大統領が北からの良い兆候があるという報告ができると助かります、ということをミトロプロスが北に伝えるのがいいのであろう。

平壌にて - 米国へのメッセージ
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¶4. C)ミトロプロスは、北京経由で北朝鮮に行き、外務副大臣と「最高人民会議常任委員会の委員長」と会談した。委員長はミトロプロスに、南との関係改善の試みはことごとく「外部性力」(つまり、アメリカ)によって潰されてしまっている、と言った。北は「協議、協力、和解」の理念を忠実に守ろうとしているのに、米国と同国の核問題に対する態度がそれをダメにしている、と委員長は言った。例えば、南は北に肥料50万トンを送る約束をしたが、アメリカの介入で結局送ってきたのは20万トンだった、と彼は言った。北は核計画を段階的に廃止したいと思っている、ただし話し合いを通してである。なぜならアメリカは核兵器でもって直接北を脅しているからだ、と彼は言った。Xxxxx アメリカは北と2ヶ国間の協議に入ることで誠意を見せるべきだ、と彼は言った。チェイニー副大統領の発言は中傷的で、[この発言で]アメリカが協議を平和裏に進める意志がないということがはっきりした、とも彼は言った。「あなたがアメリカの友人に会うのなら」、彼は言った「どうかこのメッセージを伝えてください ー アメリカは誠心誠意この問題を解決をしてください、と。」我々が核計画を廃止してから彼らが援助を与える、という現在のアメリカの提案はフェアではない。[廃止と援助の]両方が同時に「信頼のもと」行わなければならない、と委員長は述べた。ミトロプロスは、米国の立場をやや違った形でとらえている、と反論した。さらに、もし北がアメリカを信用しないのであれば、2ヵ国間での話し合いよりも六ヶ国協議の枠組みで進めた方がいいのではないだろうか、とミトロプロスは言った。(六ヶ国協議なら)どこかの国が約束を守らなければ、アメリカだけでなく北朝鮮の近隣国全員が交渉の席につくだろう。

印象
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¶5. (C) ミトロプロスいわく、北にはほとんど何の期待もなかったのだが、北京発のボロボロのロシア製の旅客機で見た光景には非常に驚いたそうだ。飛行機の乗客率は80%くらいだったのだが、乗客の半分以上がイラン人だったというのだ。彼は、「北朝鮮へ行く飛行機がイラン人で満杯だってのに、核計画が脅威ではないって欧米に信じてもらえるなんて、なんであいつらはそんな[信じているなんて]期待ができるんだ?」と言った。ミトロプロスには、他の客は誰もいない、寝室が8部屋もある巨大な迎賓館があてがわれた。114チャンネル専用の今風のテレビもあったー ただし見れたのは国営チャンネルだけだった。彼が飛行機から降りてくると、一団に出迎えられた。そこには花を持った政府高官たちもいた。その花はミトロプロスが偉大な指導者[金日成]に「献花をしたい」だろうから用意されていた。着いたばかりで何もできないので、やるしかないと思い、ミトロプロスはTVカメラが回っている前で、金日成の銅像に花輪を置いた。すると今度は、偉大な指導者に何か贈り物をもってきていないか尋ねられた。ミトロプロス側のスタッフが、贈り物は持っていかないからということをはっきりさせておいたはずなのに。彼が港湾施設を訪れた時、この訪問のための特別な準備は何もなかったんだろうと感じたという。港湾警備体制の視察の際には、彼を護衛するような港湾警備局長も不在であった。


 ミトロプロス氏


金日成像





公電5は、正直、面白かったです。
6に彼のメモがあります。興味のある方は原文をお読みになってください♪

日本に関するリークが出てこないので、ガーディアン紙でも訳そうかなあ…

2010年12月2日

日本に関するリーク ~その4~ #09SINGAPORE529 #cablegate

 シンガポールからです。
日本に言及してある段落だけ翻訳、気になったところを太字にしました。

http://cablegate.wikileaks.org/cable/2009/06/09SINGAPORE529.html

参照用 ID: 09SINGAPORE529
作成: 2009-06-04 09:09
公開: 2010-11-29 21:09
分類: SECRET
発信元:シンガポール大使館

タイトル: スタインバーグ副長官の2009年5月30日
李光耀(リー・クアンユー)シンガポール内閣顧問との会話
分類者: Charge d’Affaires Daniel L. Shields
分類理由 1.4 (b) 及び (d).
 1. (SBU) 2009年月30日; 6:30 p.m.; 大統領官邸、シンガポール
 2. (SBU) 参加者:

米国
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Glyn T. Davies副長官, Daniel L. Shields東アジア・太平洋局次官補, CDA (記録係)

シンガポール
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李光耀(リー・クアンユー)内閣顧問、Chee Hong Tat内閣顧問秘書長官, Cheryl Lee Country Officer[国務官?]、MFAアメリカ局長

 3. (S) 要約:スタインバーグ補佐官 は李光耀内閣顧問 との会合を利用して、北朝鮮の核問題に触れ中国との協力が重要であると強調した。また、李内閣顧問の中国及び北朝鮮に対する見方を聞き出しせた。李内閣顧問 は、北朝鮮が核を持つことを中国は望んでいないし、北朝鮮が崩壊してほしいとも思っていない、と言った。中国がどちらかを選択しなければいけないとすれば、崩壊よりも核保有の方がましだと思うだろう。中国は北朝鮮に関して何が出来るだろうと、李内閣顧問 は、馬曉天(Ma Xiaotian)人民解放軍 (PLA) 副総参謀長に尋ねた。馬将官の答えは、「彼らは自分たちだけで生き残っていける。」であった。(デービーズ)副長官は、北朝鮮が自らのアプローチを変えるなら公平で有利な扱いを受けることが出来るだろう、と述べた。さもなくば、北朝鮮は米国、韓国、日本による方針転換を迫られるだろう。李内閣顧問は、日本は「核への道を進む」と自分は考えていると言った。李内閣顧問はまた、中国経済、台湾、中国指導者、米中関係に対する考えも示した。要約終わり。

 5. (S) 中国は北朝鮮に関して何が出来るだろうと、李内閣顧問 は、馬曉天人民解放軍 (PLA) 副総参謀長に尋ねた。馬将官の答えは、「彼らは自分たちだけで生き残っていける。」であった。李内閣顧問は、たとえ中国が支援を減らしても北朝鮮の指導部は生き残るだろう、という風にこれを解釈した。指導部はすでにビルマで韓国閣僚を殺したり、大韓航空の飛行機を飛行機を撃ち落とすなどの行動に出ている。彼らが権力を失えば、ミロシェヴィッチのように、ハーグで法の裁きを受けるはめになるだろう。 彼らは長いこと孤立しすぎたために仲間がいない、ロシアでさえも仲間ではない。中国は韓国との結びつきを強め始めており、外資を誘致することにも関心があるから、北朝鮮は中国を信用していない、と李は言った。[デービーズ]副長官は、北朝鮮が自らのアプローチを変えるなら公平で有利な扱いを受けることが出来るだろう、と述べた。さもなくば、北朝鮮は米国、韓国、日本による方針転換を迫られるだろう。李内閣顧問は、北朝鮮の固執がイランに与える影響について懸念している。北朝鮮を牽制可能であり、核拡散もしないだろうが、イランは、多大な野望を持っており、イラン国外のシーア派と石油富豪とも結びついている、と李内閣顧問は言った。

 6. (S) 副長官は、北朝鮮の決定は日本において強力な影響があるだろう、と言った。李内閣顧問 は、日本が「核への道を進む」と自分は考えていると言った。中国はこれを考慮に入れてきているはずであり、緩衝国としての北朝鮮を失うより、日本の核保有の方がましであると判断しているだろう。中国は長期的な展望を持っており、数年以内に北朝鮮の現在の指導部はいなくなって新たな指導部が新たな考え方でもってやっているだろう、と考えているはずだ。だが、北朝鮮という国は存続する、と李氏は言った。

 7. (S)李内閣顧問は、アメリカ政府が北朝鮮に働きかける努力をすることを願っているが、もし北朝鮮が核兵器所有を断念することに合意したとしたら自分は驚くだろう、と言った。 第一撃能力について断念することはあるかもしれないが、アメリカ政府が体制転換の方向で決めてきた場合は核兵器所有を望むだろう。誰かお世辞を言ってくれないかとスタジアムをわざとらしく歩いている指導者の「だるだるに太ったご老人」と一緒にいて、指導部は精神病系だ。日本がシンガポールを占領した3年半を通して学んだのは、衣食や医療を与えないような権力にも人民は従うものだ、ということだと李内閣顧問は言った。

中国の台頭
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 16. (C) 李内閣顧問は、中国が中国のテレビドラマ『大国崛起』のやり方でいこうとしている。ドイツと日本が犯した過ちとは、既存の秩序に対抗しようとしたことだ。中国はバカではない。こういった過ちを犯すまいとしてきたのだから。中国経済は、日本とアメリカ以外の他国は追い抜いた。この2国とでも、差は縮まっている。中国は年間7~8%成長しているのに対して、アメリカと日本は2~3%だ。一人当たりのGDPではなく、総GDPこそ権力にとっては大事だ。中国には、アメリカの4倍の人口がいる。ラテンアメリカ、アフリカ、ペルシア湾でも積極的にやっている。ラオス、カンボジア、ビルマとしっかりつながっているから、数時間で、ASEAN会議での議論はすべて北京に知らされる、と李氏は言った。

中国の若い世代との関係づくり
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18. (C) 李内閣顧問は、アメリカと中国にとってベストなあり方は中国の若者との関係を築くことだ、と言った。中国でもっとも優秀な人間はアメリカ、で勉強したいと思っている。アメリカがダメなら英国、さらにその次が日本だ。そこで勉強している時に大事なのが、平等な扱いを受けることだ。外国人にとって必要であるような文化的支援を受けるだとかして。なぜ中国のための国際軍事教育訓練 (IMET)計画がないのだろう?ヴェトナム、インドもそうなのだが、なぜウェストポイント(米国陸軍士官学校)に中国人士官候補生がいないのか?アメリカの強みは、シリコンヴァレーのように、世界中からの才能ある人間を使うことができるという点だ。中国はいまだに、外国人を北京と上海の外に出させないようにしている気がある。李内閣顧問は、英国での学生経験があるために英国にはをいまだに愛着があると言っていた。1968年にハーヴァードで2ヶ月過ごしたときは、アメリカ人教授が感謝祭の際に彼を家に招いたらしい。こうしたことは、英国にいるときにはなかったことで、李氏は異なる文明に相対しているのだなと気がついたそうだ。将来、中国の指導部はアメリカの大学で博士やMBAを取ることになるだろう、と李氏は予見している。



李光耀内閣顧問と鳩山由紀夫前首相
 ***
李光耀(リー・クアンユー)は首相として30年以上もシンガポールの独裁政権を仕切っていた人物です。87歳の高齢にもかかわらず、いまだに絶大な影響力を持っているんだとか。

日本に関するリーク ~その3~ #10SEOUL290 #cablegate

 日本に言及している段落だけ翻訳、要点を太字にしました。
 
http://cablegate.wikileaks.org/cable/2010/02/10SEOUL290.html

参照用ID: 10SEOUL290
作成: 2010-02-22 08:08
公開: 2010-11-29 21:09
分類: CONFIDENTIAL
発信元: ソウル大使館

要約
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¶1. (C) 2月3日の会合で、金星煥(キム・ソンファン)大統領外交安保首席秘書官は キャンベル東アジア・太平洋局(EAP)次官補に、韓国政府はワシントンと、予定されていた戦時作戦統制権[訳注:有事の際の指揮権]の韓国への移譲 が遅れていることについて話し合いを持ちたいと思っている、と伝えた。米中関係のゴタゴタは、北京が6ヶ国協議の新ラウンドを呼びかけるのをためらっているところにある、ということに金氏は同意した。しかし、北朝鮮の交渉人、金桂冠(キム・ゲグァン)が来週北京を訪問するのはいい兆候だ。北朝鮮国内の状況はさらに不安定になっているようだから、金正日は経済支援を得るために中国に行かなければまずい、と金氏は断言した。岡田外相や菅財務相のような、民主党の重要人物に直接接触することが大事である、ということを金氏は認めた。金氏いわく、北朝鮮は明らかに「民主党のドアをノックする」ためにいろいろなルートを使っている。米韓自由貿易協定(KORUS)がアメリカ国民に支持されるよう、李大統領が米国にある韓国系の工場の視察に来るかもしれない。朝鮮戦争60年目ということで、オバマ大統領と李大統領がワシントンの鮮戦争戦没者慰霊碑をダブル視察するのはどうか、と金氏は提案した。キャンベル氏は、北朝鮮で戦闘中に行方不明になった者(MIA)の遺体収容作業を再開する米国の計画について、韓国の理解を求めた。金氏は、李大統領が平壌でサミットを「買う」ような決してないと強調した。
要約終わり。


日米関係
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6. (C)金氏は、民主党が自民党と「全くちがう」というキャンベル氏の評価に同意し、また、民主党[訳注:DPJをDJPと誤記?]は北朝鮮に予備交渉をする際にソウルとワシントンと調整することが重要だ、という点にも合意した。金氏いわく、北朝鮮は明らかに「民主党のドアをノックする」ためにいろいろなルートを使っている。岡田外相や菅財務相のような、民主党の重要人物に直接接触することが大事である、ということを金氏は認めた。







← 金星煥(キム・ソンファン)現外交通商相

2010年11月30日

日本に関するリーク ~その2~ #10SEOUL272 #cablegate

 なかなか日本からの公電はあがってきませんね~。
ソウル発の公電で日本のタグがついているのがありました。
公電1は 2~7の要約です。日本に言及があるのは、6と7です。

(ちなみにTassaは、翻訳は素人です!おかしなところがあったら教えてもらえると助かります♪)

http://cablegate.wikileaks.org/cable/2010/02/10SEOUL272.html

Reference ID: 10SEOUL272
Date: 2010-02-22 09:09
Classification: SECRET
Origin: Embassy Seoul



【訳】
要約
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1. (S)【Secretの略】 2月17日、千英宇(チョン・ヨンウ)外務副大臣は大使に、 中国は金正日の死後に起こるだろう北朝鮮の崩壊を止めることはできないだろうと話した。千氏が言うには、朝鮮民主主義人民共和国は経済的にはすでに崩壊しており、金正日が亡くなれば2、3年で政治的にも崩壊するだろうとのこと。中国企業が北朝鮮経済への100億ドル資金注入に合意したという韓国メディアの報道を千氏は否定した。北京には、平壌の政治を変えるために少ない資金を使う「意志はなかった」し(また、北朝鮮は「いちばん無能なな中国の役人」と形容された)、中国六ヶ国協議における議長の地位は保たれた。千氏は、中国の北朝鮮に対する態度が世代間でちがっていることについて延べ、朝鮮は韓国統治の元で統一されべきだとX氏は考えている、とも主張した。強力な韓国・日本間の関係があれば東京も朝鮮半島再統一を受け入れてくれるだろう、という(米)大使の指摘を千氏は認めた。
要約終わり。

千外務副大臣による中国・北朝鮮の関係について…
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2. (S) 2月17日、スティーブンズ大使が招いた昼食会(他の話題も話された(別電))で、韓国外務副大臣であり韓国六ヶ国協議議長の千英宇(チョン・ヨンウ)氏は、 中国は金正日の死後に起こるだろう北朝鮮の崩壊を止めることはできないだろうという予測を話した。千氏が言うには、朝鮮民主主義人民共和国は経済的にはすでに崩壊しており、金正日が亡くなれば「2、3年で」政治的にも崩壊するだろうとのこと。中国企業が北朝鮮経済への100億ドル資金注入に合意したという韓国メディアの報道を千氏は否定した。報道には「根拠がない」と、千氏。外務副大臣はまた、王家瑞の北朝鮮訪問について中国外務省が在北京韓国大使館に「説明にやってきた」ときのことを笑いの種にした。説明しに来た何某は「基本的に新華社の報道発表を読み上げただけ」と、千氏は不満を言った。またその中国の何某は王(家瑞)は金正日に会いに、咸興(ハムフン)には飛行機かそれとも電車で行ったのかというような簡単な質問にさえ答えたくなさそうだった、とも言っていた。

3. (S) 中国の北朝鮮に対する影響力は「ほとんどの人間が考えているより」はるかに小さい、という見解を外務副大臣は示した。北京には、平壌の政治を変えるために経済力を行使する「意志はなかった」し、北朝鮮の指導者も「それを分かっている」。北朝鮮の非核化を中国は真に望んではいるのだが、現状維持路線にも満足している、と千氏は認めた。中国が北朝鮮を「崩壊の縁」にまで追い詰めない限り、非核化への有意義な一歩を踏み出すことを北朝鮮は拒み続けるだろう。

XXXXXXXXXXXX
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4. (S) 千氏は、六ヶ国協議に話を向け、武大偉が中国側の代表として残ったのは「とても有害」であると言った。すぐにでも引退するだろう武氏が中国代表として残るように北朝鮮はすさまじい圧力をかけたはずだと、X氏は言った。武氏は中国の (…)傲慢で、マルクス論を吹聴する元紅衛兵で、「北朝鮮のことも核拡散防止のことも何も知らないわ、英語が出来ないからコミュニケーションにも困るような」人間だ、と[名前削除]は不満をもらした。武氏は強硬なナショナリストで、中国経済の台頭は、偉大な世界大国として中国が存在する「正常への回帰」を象徴していると、聞きたい人になら誰にでもそう喧伝している。

...中国の「新世代」韓国専門家
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5. (S) 千外務副大臣によれば、洗練された中国高官たち(XXX)は、武氏と非常に対照的だ。(XXX)朝鮮は韓国統治下で統一されると(XXX)らは信じている、と千氏は主張した。緩衝国としての北朝鮮は中国にとっていまやほとんど価値がない、という「新たな現実」ーー2006年の核実験以来、中国指導者たちの中で高まってきている見方ーーに「向き合う」準備が(XXX)らはできていると、千氏談。

...北朝鮮崩壊時の中国軍事行動のシナリオ
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6. (S)北朝鮮崩壊の際、軍事境界線の北側に少しでも米軍がいるようなことを中国は明らかに「歓迎しない」だろう、と千氏は主張した。ソウルが統治し、「無害な同盟」でもって米国を拠り所にするような、そうした統一朝鮮を、ーー朝鮮が中国に敵意を向けない限りーー中国は快く思ってくれるだろう、と(XXX)千氏(XXX) は言った。中国企業にとって多大な貿易と労働流出の機会となれば、朝鮮統一との共存における中国の懸念も和らぐだろう、と千氏。中国の経済的関心は今や米国、日本、韓国にあり、北朝鮮ではないのだし、北朝鮮崩壊の際に中国軍が介入するかもしれないという見通しは当たらないだろうと千氏は言った。さらに、北朝鮮の国内危機に、ルール無視の中国軍の介入は、「中国の少数派エリアで分離主義を強める」ことになるかもしれない、と千氏  は主張した。

...そして日本は
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7. (S) 強力な韓国・日本間の関係があれば、東京もソウル統治下での朝鮮半島再統一を受け入れてくれるだろう、という(米)大使の指摘を千氏は認めた。朝鮮が分割されたままの方が「日本は好ましいと思って」いようとも、北朝鮮崩壊が起これば再統一を止めるような力は東京にはない、と千氏  は断言した。

スティーブンズ

2010年11月29日

日本に関するリーク #09BEIJING1247 #cablegate

日本でも少しずつニュースになってるみたいですね!

<内部告発文書>米国の「秘密」25万通公開 民間サイト(毎日新聞)




リークされた25万の公電のうち、5,697点が東京発信。
現在JAPANのタグがついて、閲覧できるものは1点のみ。
(現時点で、243点しかまだアップされていません)

2009-5-08, Confidential, Embassy Bejing

(C) Japanese DCM Kunio Umeda reported that PM Taro Aso,
who had visited Beijing April 29-30, had said Premier Wen
Jiabao was "very tired and seemed under a lot of pressure"
from dealing with the economic crisis, while President Hu
Jintao had seemed "confident and relaxed." PM Aso had
requested China not implement its planned compulsory
certification of IT products in China, while Premier Wen had
insisted the law was consistent with China's WTO commitments.

【訳】
(C)【Confidentialの略】温家宝首相は経済危機の対応に追われているためか「非常に疲れており、多大なプレッシャーの中に」いる。胡錦濤主席の方はというと、「自信 に満ち、またリラックスしている」ようだ。4月29日から30日にかけ北京を訪問していた麻生首相が以上のように話したことを梅田邦夫公使が伝えた。
麻生首相は中国に対し、IT関連製品の強制認証制度を履行しないように要請した。これに対し、温首相は(強制認証制度の)法律施行と中国がWTOの一員であることは矛盾しないと主張した。

http://cablegate.wikileaks.org/cable/2009/05/09BEIJING1247.html
で見れます!

でも、何でこれがわざわざConfidentialに分類されてるのかなあ…
日本関連のリークも気になるけど、例えばソ連時代の米大使館からの公電とかも興味津々。歴史的資料としての価値も高いだろうなー